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施工管理はコンサルに近い仕事?白岩工業が考える「現場のコンサル」とは

施工管理はコンサルに近い仕事?白岩工業が考える「現場のコンサル」とは

「施工管理」と聞いて、どんな仕事を思い浮かべますか?
ヘルメットをかぶって現場を見回り、職人さんに指示を出す。そんな「現場監督」の姿を想像する人が多いかもしれません。

一方、就活生に人気の仕事の一つに「コンサル」があります。企業の課題を見つけ、解決策を提案する、かっこいい仕事。そんなイメージを持っている人もいるでしょう。

実は白岩工業では、施工管理は「コンサルに近い仕事」だと考えています。ただし、それは多くの人がイメージする「コンサル」とは少し違います。

今回は、採用・人事を担当する白岩 大地 取締役と井藤 雄太さんに、白岩工業が考える「現場のコンサル」とはどのような仕事なのかをお聞きしました。
施工管理の仕事に興味がある方や、コンサルと施工管理で迷っている就活生の方は参考にしてみてください。

そもそも「コンサル」はどんな仕事?

皆さんは、経営コンサルや戦略コンサルと聞いて、どのような仕事をイメージしますか?

ひと口に「コンサル」といっても、その仕事の中身はさまざま。
建設業界にも「建設コンサルタント」と呼ばれる仕事があり、就活生がよくイメージする経営コンサルや戦略コンサルとは、役割が大きく異なります。まずは、それぞれの違いを整理してみましょう。

建設業界の「建設コンサルタント」

建設業界で「コンサル」というと、一般的には「建設コンサルタント」を指します。建設コンサルタントは、国や自治体などの発注者のパートナーとして、道路や橋、上下水道といったインフラの調査・計画・設計などを担う仕事です。

発注者と一緒に図面をつくり上げたり、事業を進めるうえで足りない部分を専門的な知識で補ったりしながら、発注者の事業を技術面から支えます。
実際の工事は、建設コンサルタントがまとめた設計をもとに、ゼネコンなどの建設会社が行います。

経営コンサル・戦略コンサルとの違い

一方、経営コンサルや戦略コンサルは、企業が抱える経営の課題に対して、解決策を提案することが主な仕事内容とされています。
資料を広げて経営者にアドバイスをする。高い視点から組織をマネジメントする。そんな華やかな姿を思い浮かべる人も多いでしょう。

建設コンサルタントがインフラづくりを技術面から支えるのに対し、経営・戦略コンサルは企業の経営を支える。同じ「コンサル」でも、向き合う相手も扱うテーマも異なるのです。
では、コンサルという仕事の本質はどこにあるのでしょうか。新卒で経営コンサルティング会社に勤めた経験を持つ白岩取締役は、まずその前提から話してくれました。

    白岩 大地 取締役(経営企画部長 兼 人事・総務部長)
    コンサルは、上から目線でアドバイスをする仕事ではありません。まずそこを大前提として知っておいてほしいですね。

コンサルに求められるのは、ジェネラリストの目線

白岩取締役は、コンサルはそもそもジェネラリストでなければならない仕事だと考えています。ある一つの分野に詳しいだけでは、相手の課題は解決できません。
全体を幅広く理解していなければ、本質的な提案はできないからです。

理想論ではなく、実行まで考え抜く仕事

また、コンサルの仕事は、イメージ以上に泥臭いものだといいます。白岩取締役は、コンサル会社で働いていた頃の経験も踏まえて、こう話します。

    白岩 大地 取締役(経営企画部長 兼 人事・総務部長)
    理想論を語るのはいいことです。でも、それを現実に落とし込むときに何が必要なのか、自分がどう動けば解決できるのか。そこまで考えられていない話は、相手に響かないんです。

実行にまで落とし込んだ「中身のある話」ができるかどうか。それが、コンサルにも施工管理にも共通して求められる力だといえます。

白岩取締役のこれまでの経歴や、仕事への考え方については、こちらのインタビューもあわせてご覧ください。

白岩 大地 取締役(経営企画部長兼人事・総務部長)|社員インタビュー  

一般的な施工管理と、白岩工業の施工管理の違い


では、施工管理のどこが「コンサル」に近いのでしょうか。白岩取締役はまず、一般的な施工管理と白岩工業の施工管理は、分けて考える必要があると話します。

一般的な施工管理はQCDSEの管理

一般的に施工管理とは、品質(Quality)・原価(Cost)・工程(Delivery)・安全(Safety)・環境(Environment)の頭文字をとった「QCDSE」を管理する仕事です。多くの説明会でも、施工管理はこのように紹介されているでしょう。
施工管理の基本的な仕事内容やQCDSEについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

施工管理とは?
QCDSEについて知ろう!

白岩工業の施工管理は「現場を任される」仕事

一方、白岩工業の施工管理は、そこから一歩踏み込んだ仕事です。
白岩工業はサブコン(ゼネコンの施工パートナー)として、元請さんであるお客様から現場そのものを任されています。

    白岩 大地 取締役(経営企画部長 兼 人事・総務部長)
    お客様から現場を任されている以上、現場の経営者としての目線を持たなければいけません。ヒト・モノ・カネ、現場のことは全部自分たちで管理し、掌握する。いざとなれば、自分たちが責任を取る。それが大前提です。

そのうえで白岩工業が大切にしているのが、現場目線での提案です。お客様の施工計画や図面に対して、実際に現場を動かす立場だからこそ気づけることがたくさんあります。

「白岩工業に任せれば、現場を動かしてくれるだけでなく、足りない部分があれば提案して埋めてくれる」。そう思ってもらえることが白岩工業のブランドであり、施工管理を「コンサルに近い仕事」と表現する理由です。

そして、現場目線の提案をするには、現場のすべてを理解していなければなりません。どこか一つの分野だけに詳しければよいわけではない。
まさに、コンサルに求められるジェネラリストの目線が必要になるのです。

白岩工業のつよみ

指示を出すだけではない、施工管理の実態

実際の施工管理は、職人さんと同じ目線で現場に立ち、元請さんと職人さんの間をつなぎながら、ものづくりを前に進めていく仕事です。ここでは、施工管理の実態を2つの側面から見ていきます。

職人さんのリーダーとして、自ら現場に立つ

施工管理のイメージと実態のギャップとして、白岩取締役が一番に挙げたのが、職人さんとの関わり方です。
施工管理は、職人さんに指示を出すだけの仕事だと思われがちです。しかし実際には、職人さんたちのリーダーとして作業内容を理解し、ときには自分も体を動かしながら現場を進めていく仕事です。

    白岩 大地 取締役(経営企画部長 兼 人事・総務部長)
    たとえば自分が野球部員だとして、野球をほとんどやったことがない人が監督だったら、素直に言うことを聞けるでしょうか。現場も同じです。作業のことをわかっていない人の指示では、職人さんは動いてくれません。

しかも、現場で一緒に働く職人さんは、自分の倍以上の年齢であることも珍しくありません。そうした職人さんたちの安全管理や労務管理を担いながら、品質・工程・原価まで管理する。
説明会でよく聞く「現場をマネジメントする」という言葉ほど、単純な仕事ではないのです。

元請さんと職人さんをつなぐ立場

施工管理が現場で主に関わるのは、元請さんであるゼネコン(発注者から工事を直接請け負う総合建設会社)と、協力会社(専門工事会社)で実際にものづくりを担う職人さんです。

元請さんは、工事全体の施工計画や、発注者(国や自治体など、工事を発注する側)との協議・調整を担います。
一方、白岩工業は、元請さんから任された工事の現場で、協力会社の職人さんとともにものづくりを進めていきます。いわば、元請さんと職人さんの間に立ち、両者をつなぐ立場です。

また、元請さんの見積段階から参画し、現場目線で積算に協力することもあります。「実際にこの現場を施工するなら、どうなるか」という視点は、工事が始まる前から求められているのです。

そして何より深く関わるのが、職人さんです。職人さんと一緒にものづくりをしていくことこそ、施工管理のミッションだといえます。
職人さんとの関わり方については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

施工管理と職人の信頼の築き方

現場目線の提案が「コンサル」と呼ばれる理由


白岩工業が施工管理を「コンサルに近い仕事」と表現する一番の理由は、現場目線の提案にあります。
計画どおりに進めるだけでなく、計画そのものの足りない部分に気づき、代案を出し、実行までやり切る。その具体的な中身を見ていきましょう。

図面や工程表の「穴」を、現場目線で埋める

では、現場目線の提案とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。お客様のプロジェクトに関わるため具体的な現場名は出せませんが、たとえば次のような場面があるといいます。

  • 図面の上では成り立っていても、実際に作業すると非効率だったり、作業が難しかったりする
  • 工程表が、現実的なスケジュールになっていない
  • 天候の影響や、狭い作業スペースでの動き方が考慮されていない

たとえば、こうした点に対して、「このやり方より、こちらの方が早く進められます」「ここは天候を考えておかないと、工程が立ち行かなくなります」など、代案を提案していきます。

    白岩 大地 取締役(経営企画部長 兼 人事・総務部長)
    提案は、品質・工程・安全の目線からすることが多いですね。なかでも安全面での私たちの目線は、ものすごく求められています。

予定どおりに進まないときこそ、現実の目線が活きる

現場の予定は、思っている以上に簡単に崩れます。天候はもちろん、都市部の土木工事では限られたスペースで作業することも多く、作業員や車両の動線、資材や機材の搬入、クレーンの入り方まで考えなければなりません。

計画が崩れたとき、状況を整理し、原因を見極め、対策を打ち、また次の手を考える。この流れは、コンサルの問題解決や、仕事の改善サイクルとして知られる「PDCA」にも通じるものです。ただし、ここで欠かせないのが、机上の理屈ではなく、実際に作業する人の目線、現実の目線です。

    白岩 大地 取締役(経営企画部長 兼 人事・総務部長)
    理屈ばかりを語って、わかったつもりになっている人は、いざトラブルが起きたときに対応できません。日々の改善もできない。だからこそ、職人さんの目線と、ジェネラリストとしての目線の両方が必要なんです。

結果ではなく「過程」が評価される仕事

もう一つ、施工管理ならではの特徴があります。それは、完成して当たり前であり、評価されるのはむしろ完成までの過程だということです。

元請けとの関わり方、品質や工程の管理の仕方、職人さんとの関係づくり。そうした過程のすべてが見られていて、「また一緒に仕事がしたい」と言ってもらえるかどうかが問われます。

完成した構造物は目に見えても、そこに至るまでの過程は、外からはなかなか見えません。白岩工業がこれまで手がけてきた現場については、こちらで紹介しています。

工事・プロジェクト実績

「現場のコンサル」に必要な力

では、「現場のコンサル」として活躍するには、どのような力が必要なのでしょうか。
白岩取締役が挙げたのは、素直さやコミュニケーション力と、まず行動に移す力の2つが大きいとのことでした。

知識よりも大切な、素直さとコミュニケーション力

ここまで読んで、「専門知識がないと難しそう」と感じた人もいるかもしれません。しかし白岩取締役は、若手のうちは知識がないこと自体は不利ではなく、むしろ強みになり得ると話します。

大切なのは、学ぼうとする姿勢があるかどうかです。専門的な知識は、入社後の研修や現場での経験、資格取得を通して身につけていくことができます。

    白岩 大地 取締役(経営企画部長 兼 人事・総務部長)
    経験者となれば話は別ですが、若手のうちは、まだ何も持っていないからこそ、全部を素直に受け止められる人間であってほしい。コミュニケーションが取れる、素直さがある。極端に言えば、それだけでいいんです。

反対に、固定観念に縛られている、学ぼうとしない、自分の主観でしか物事を語らない。そうした姿勢では、年齢も経験も上の職人さんたちに話を聞いてもらえません。

採用担当の井藤さんが語る、白岩工業から内定を出す新卒社員の共通点もあわせてご覧ください。

白岩工業から内定を出す新卒社員の共通点

理想論で終わらせず、まず行動に移す力

もう一つ大切なのが、まず行動に移す力です。

白岩工業で、年次に関係なく周囲から信頼されている若手社員に共通するのは、頼まれたことをまず引き受けて、動いてみる姿勢です。
やってみたうえで、わからないことがあれば聞き、足りないものがあれば相談する。その積み重ねが、現場での信頼につながっていきます。

    白岩 大地 取締役(経営企画部長 兼 人事・総務部長)
    やる意味を知りたいなら、いくらでも教えます。でも大事なのは、それを聞いたうえで自分がどう行動に移すか。現場で信頼されるのは、まずやり切ってみて、わからないことを聞いてくる人なんです。

20代でここまで任される仕事は、ほかにない

白岩取締役は、就活生の皆さんに逆に問いかけたいことがあるといいます。

現場によっては20代前半で、自分の倍以上の年齢の職人さんたちを何十人も動かし、その人たちの安全や労務を管理する。品質や工程を管理し、資材や機材を管理し、現場が赤字にならないよう原価も管理する。
それほどの役割を20代前半で任される仕事が、ほかにどれだけあるでしょうか。

しかも求められるのは、ジェネラリストとしての目線だけではありません。職人さんと同じ目線に立つ、プレイヤーとしての目線も必要です。

こう聞くと「大変そう」「ブラックなのでは」と感じるかもしれません。しかし白岩取締役は、これを限られた時間の中で、それだけ多くの経験を積める密度の高い仕事だと捉えています。

    白岩 大地 取締役(経営企画部長 兼 人事・総務部長)
    限られた時間の中で、これだけのことを経験できる。コスパやタイパを意識するのであれば、成長においてこれほどタイパのいい仕事はないと思いますよ。

20代の過ごし方が30代以降の自分の価値を左右する、という考え方は、社長と白岩取締役の対談でも語られています。

社長・取締役対談「AIが発達するこれからの建設業界のあり方」  

他業界出身の人から見た白岩工業


最後に、建設業界の外から中途入社し、現在は採用や新入社員教育を担当している井藤さんにも、白岩工業の社員について感じていることを聞きました。

    井藤 雄太さん(総務部 課長代理)
    どの業界でも、そこで働く人はその分野の専門性を持っていると思います。そのうえで白岩工業の社員に強く感じるのは、「この現場をどうしていくか」という意識です。自分の担当範囲だけに目を向けるのではなく、専門外のことや初めて知ることでも、「自分の現場だから」と知ろうとして、なんとかしようとする。その意識がすごく強いと感じています。

井藤さんは、それを単なる責任感やプライドという言葉だけではまとめきれないといいます。知らないままでいることが嫌、自分自身の能力をもっと高めたい。
そう考えている社員が多いことこそが、白岩工業の特徴だと感じているそうです。

これは、白岩取締役が組織づくりで大切にしている「自分の仕事の範囲を勝手に決めない」という考え方にも通じます。
井藤さんが白岩工業に入社した経緯や、社員に感じている「自分に対するプライド」については、こちらのインタビューでも詳しく紹介しています。

井藤 雄太さん(総務部 課長代理):中途入社

まとめ

今回は、白岩 大地 取締役と井藤さんに、白岩工業が考える「現場のコンサル」としての施工管理についてお聞きしました。

白岩工業の施工管理は、QCDSEを管理するだけの仕事ではありません。お客様から現場を任され、ヒト・モノ・カネのすべてを掌握し、現場目線の提案で足りない部分を埋めていく。
上から助言するのではなく、現場に入り込み、実行までやり切る。それが、白岩工業が考える「現場のコンサル」です。

    白岩 大地 取締役(経営企画部長 兼 人事・総務部長)
    企業をたくさん受けたけれどよくわからない、やりたいことが見つからない、という人は多いと思います。でも、やりたいことを見つけることより、自分がどうなりたいか、どう成長していきたいかを考える方が大事です。相談だけでも構わないので、一度話しに来てください。
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