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2026. 03. 30

建設業界において、人材不足は長年の課題とされてきました。しかし実際には、「採用が難しい」「教育が続かない」といった声の多くが、具体的な打ち手を持たないまま繰り返されているのが現状です。
そうした中で、白岩工業には「なぜ人が集まるのか」「どのように人を育てているのか」といった問い合わせや講演依頼が全国から寄せられるようになりました。きっかけは、採用や教育に関する取り組みが評価され、具体的な成果として表れ始めたことにあります。
机上の理論ではなく、実際に結果を出している企業の事例として話を聞きたい。その声に応えるかたちで、白岩工業の講演活動は広がっていきました。
しかし、その背景にあるのは、情報発信やブランディングだけではありません。業界全体への問題意識、自社の成長を加速させるための意思、そして「人が集まり、育つ会社はつくれる」という確信があります。
今回は白岩工業が講演を行うようになったきっかけや、続けている理由や意図などについてお伝えしていきます。

白岩工業の講演活動が始まったきっかけは、採用や教育に関する取り組みが外部から評価され、具体的な成果として認められたことにあります。
2024年10月には、「鹿島建設株式会社 第45回協力会社改善事例全国発表会」において、白岩社長と白岩取締役が「他産業に負けない採用戦略~担い手不足という社会的課題解決への1歩~」というテーマで特別講演を行い、特別発表賞を受賞しました。
全国約950社の協力会社の中から1社のみが直接依頼を受ける特別な形での受賞であり、鹿島建設の役員幹部をはじめとした約300名を前にした講演となりました。
さらに2026年2月には、「東急建設株式会社 第21回改善事例発表会」において担い手に関する発表を行い、白岩取締役が優秀賞を受賞。
この発表を東急リニューアル株式会社災害防止協力会の会長がご覧になり、同年3月には同協力会主催の勉強会でも講演の機会をいただくなど、受賞をきっかけとした連鎖的な広がりも生まれています。
建設業界において、採用や教育についてここまで踏み込んで実践し、かつ結果を出している企業は決して多くありません。だからこそ、「誰に聞けばいいかわからない」という状況の中で、白岩工業に対する期待が高まっていきました。
また、一般的なセミナーのように人材会社が語る理論やノウハウとは異なり、現場で実際に試行錯誤しながら積み上げてきた「生きた事例」であることも、大きな価値として受け止められています。
白岩工業の講演は、発信したいから始まったものではなく、「結果を出しているからこそ、求められた」ことが出発点なのです。
そもそも採用や教育は各社の中で取り組まれることが多く、特に建設業界では、うまくいっている事例を体系的に聞ける機会が多くありません。
だからこそ、自分たちが実際に取り組み、結果が出ていることを事例として共有することに意味があると考えています。
また、講演は会社としての考えや方向性を言語化する場でもあります。白岩工業は講演を、自社の成長と業界のこれからに向き合うための取り組みとして捉えています。
その上で、大きく3つの意図を持って発信を続けています。
率直に言えば、講演活動は会社のブランディングにもつながっています。
白岩工業は、「採用や教育に力を入れている会社」という認知を社会に対して発信しています。さらに、30代の兄弟経営という若い体制の中で、実際に人が集まり、組織が成長しているという事実そのものが、企業としての将来性を示す要素になっています。
人は、将来性のある場所に集まります。だからこそ、その可能性を外部にしっかりと伝えていくことが重要だと考えています。
講演は、そのための有効な手段のひとつと捉えています。
講演を行う中で、よく聞かれるのが「そこまでノウハウを公開してしまっていいのか」という問いです。
しかし白岩工業は、その問いに対して明確な考えを持っています。
建設業界全体の採用や教育がうまくいかなければ、業界そのものの未来が成り立たない。だからこそ、自社だけがうまくいけばいいという発想ではなく、業界全体の底上げが必要だと考えています。
発信している内容は、特別なものではありません。ただし、それを本気で実行し、継続しているかどうかが違いです。
もし参考になるのであれば、真似してほしい。そして、自社なりに工夫しながら取り組んでほしい。
講演には、そうした「自分ごととして考えてもらう」ためのメッセージも込められています。
講演は外に向けた発信であると同時に、自社にとっても大きな意味を持っています。
他社に向けて自分たちの取り組みを言語化することで、あらためて自分たちのやっていることを振り返る機会になります。
また、外部での評価が発信されることで、社員にとっても「自分たちの取り組みは間違っていない」という実感につながります。
さらに、会社として「採用と教育に本気で取り組んでいく」というメッセージが明確になり、社員一人ひとりの意識にも変化が生まれます。
その結果、採用や教育への関心や主体性が高まり、組織全体としてより良い循環が生まれていきます。講演は周囲へのアウトプットとしてだけではなく、自社の成長を後押しする内側への作用も持っているのです。

白岩工業の講演では、採用や教育のテクニックだけを伝えているわけではありません。その前提となる「業界の構造」や「考え方」から共有しています。
建設業界では、そもそも採用がうまくいっていない企業が多く、教育にまで十分に手が回っていないケースが少なくありません。実際に、有効求人倍率は6倍を超え、限られた人材を奪い合っている状況です。
さらに、土木・建築系の学生は全体の1〜2%程度にとどまっています。この少ない母数の中で競争していても、根本的な解決にはつながりません。だからこそ白岩工業では、文系・理系を問わず「建設業の魅力」や「仕事の価値」を伝え、業界に関心を持つ人そのものを増やすことが重要だと考えています。
その取り組みの一つが、コンテンツ発信やブランディングです。実際にそれを継続してきた結果として、人が集まる状態をつくることができています。
また、講演では「なぜそれができているのか」という点についても触れています。採用と教育を切り離さず、一貫した考え方で設計していること。そして、業界の常識を前提にせず、自分たちのやり方を模索し続けていること。
こうした取り組みは、建設業界に限らず、他業界にも通じるものだと考えています。実際に2026年1月には、三菱UFJ銀行日本橋中央支店主催のセミナーにて上場企業・老舗企業・ベンチャー企業といった他業種の経営者を前に講演を行い、「建設業界の枠を超えた採用・人財戦略」として評価を受けました。
採用と教育をどう結びつけるのか。なぜビジョンが重要なのか。組織として人を育てるとはどういうことか。講演では、そうした本質的なテーマを軸に話をしています。
講演活動を続ける中で、白岩工業にはさまざまな変化が生まれています。
まず外部においては、会社の将来性や取り組みに対する評価が高まり、仕事の依頼や講演の機会が増えていきました。お客様のグループ会社の方が講演を聞きに来られるなど、新たなつながりも生まれています。
また、同業他社との意見交換会という形でのつながりも広がっています。カジマ・リノベイト株式会社、カジマメカトロエンジニアリング株式会社など、複数社との意見交換会が継続的に実施されており、2024年度だけで3社との交流が実現しました。採用・教育に関する業界内での認知が高まっていることの表れといえます。
こうした積み重ねによって、採用や教育に関する具体的な相談を受ける機会も増え、企業としての注目度も着実に高まっています。
一方で、社内にも大きな変化がありました。外部に向けて発信することで、自分たちの取り組みが社会から評価されていることを実感できるようになり、社員一人ひとりの意識にも変化が生まれています。
採用や教育は特定の担当者だけのものではなく、会社全体で取り組むべきテーマであるという認識が広がり、主体的に関わろうとする動きが増えてきました。
講演は、外に価値を届けるだけでなく、組織の内側にも前向きな変化を生み出しています。
人が集まらない。育たない。続かない。建設業界が抱える課題は、決して小さくありません。
しかし白岩工業は、採用と教育の取り組み次第で、その状況は変えていけると考えています。実際に、自分たちが取り組んできたことによって、人が集まり、育ち、組織として成長する循環をつくることができています。
特別なことをしているわけではありません。ただ、必要だと思うことを一つひとつ着実に積み重ねてきました。
その結果として会社を変え、そして同じ課題を抱える企業のヒントになるのであれば、これからも発信を続けていきたいと考えています。
採用と教育で、会社は変わる。そして、業界も変えていける。白岩工業は、その可能性をこれからも示していきます。
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