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若手が2級土木施工管理技士を目指す理由。白岩工業のサポートと先輩インタビューを紹介!

若手が2級土木施工管理技士を目指す理由。白岩工業のサポートと先輩インタビューを紹介!

施工管理という仕事に興味を持つと、まず耳にするのが「2級土木施工管理技士」という資格です。白岩工業でも内定者のうちから学科取得を目指し、施工管理としてのキャリア形成の土台として位置づけられています。

すでに白岩工業の公式コンテンツでは資格の概要を詳しく説明していますが、この記事では改めてその内容をおさらいしつつ、実際に資格を取得し、現場でどのように活かしているのか知っていただくために、現場代理人を務める垣原さんにインタビューを行いました。

国家資格としての2級土木施工管理技士は、施工管理を志す人にとって取得すべきキャリアのひとつです。ただ資格を取得するだけでなく、それをどう現場で使い、どう成長につなげていくのか。
施工管理に興味がある方や、資格をこれから目指す方にぜひ参考にしていただけますと幸いです。

2級土木施工管理技士とは


まずは資格についてポイントを整理していきます。2級土木施工管理技士は、土木工事の現場管理に必要な国家資格です。工事を計画通りに進めるために欠かせない、工程管理・品質管理・安全管理を担う専門職の基礎資格であり、施工管理職としてキャリアを歩むうえで必ず取得すべき資格でもあります。

過去に白岩工業の採用コンテンツでも詳しく説明していますので、今回は要点を整理してお伝えします。

2級土木施工管理技士とは?
資格の取得方法やメリット、就職先まで徹底解説!

まず、「施工管理技士」とは、建設現場で行われる工事を安全に、品質よく、期限通りに法令に適合させて、完成させるために必要な管理を担う専門職です。施工管理技士の資格は、土木、建築、管工事、電気工事など複数の区分がありますが、白岩工業が主に関わるのは「土木」の分野です。
2級を取得すると、主任技術者として現場に配置される権限を持てるようになります。

主任技術者は、現場の施工体制、品質・施工手順、安全対策などについて責任を持ち、工事の中心的な役割を担う人です。規模によって1級主任技術者が必要な現場もありますが、2級は施工管理者としてのスタートラインとして広く認知されています。
※2級取得後に1級土木施工管理技士を次の目標とする方が一般的に多いですし、白岩工業もそのように設定しております。

試験区分と内容:一次検定(学科試験)

マークシート形式で、以下のような幅広い分野が出題されます。

  • 土質・コンクリート
  • 測量
  • 法規
  • 施工管理総論
  • 安全管理
  • 各種工種(道路、河川、トンネルなど)

特に施工管理職を目指す学生や未経験者にとっては、初めて触れる内容も多く、まず学科試験で全体像をつかむことが重要になります。

試験区分と内容:二次検定(実務試験)

記述式で、自分が経験した工事をもとに、工程管理や品質管理、安全管理などについて説明します。自分の担当した現場の状況、仕事内容をよく理解していないと回答が難しいために一般的に合格率が30~50%と言われております。

実務経験が必要な試験のため、白岩工業の場合は、内定後に内定者フォローの一環として、一次検定(学科試験)合格を目指し、入社後に実務を積むことで二次検定(実務試験)合格を目指します

2級土木施工管理技士取得後は、実務経験を積みながら「1級土木施工管理技士」を目指すキャリアもあります。資格の違いとしては、2級土木施工管理技士が主に、小~中規模工事の主任技術者になれるのに対し、1級土木施工管理技士は、より大規模・複雑な現場の監理技術者になれるといった基準もあります。

施工管理のキャリアは、2級土木施工管理技士取得、1級土木施工管理技士取得、その後、監理技術者や専門資格(例:コンクリート技士)と進んでいくことが多く、いずれにせよ2級土木施工管理技士取得は、施工管理としてのスタート地点といえます。

2級土木施工管理技士取得を取得するメリット

2級土木施工管理技士の資格を取得するメリットについても、「2級土木施工管理技士とは?資格の取得方法やメリット、就職先まで徹底解説!」で詳しく説明していますので、ここではポイントだけ紹介します。

2級土木施工管理技士の取得は、主任技術者として配置可能になることや、施工管理職としての評価が上がる、転職市場で有利(資格手当の対象企業が多い)といったメリットがあります。

とくに白岩工業のように大規模工事を多く手掛ける企業では、若手のうちから施工管理や建設業界について理解を深めておくことで、実際に勤務が始まった際の現場理解がさらに深まります。理解が早いということは、それだけ成長の速度も早く、施工管理としての知識や技術も身につきやすくなります。

より詳しい解説は以下のコンテンツもぜひご覧ください!

2級土木施工管理技士とは?
資格の取得方法やメリット、就職先まで徹底解説!

白岩工業で内定者が「2級土木施工管理技士(学科試験)」に挑戦する理由


白岩工業では、新卒内定者に2級土木施工管理技士の一次検定(学科)を入社前に取得することを推奨しています。これは全国的に見ても珍しい取り組みですが、明確な狙いがあります。

施工管理という仕事は、工程、品質、安全、法規など、多岐にわたる知識を基盤として成り立っています。そのため、実務を始めたあとにゼロから勉強を進めるのは想像以上に大変です。
特に入社後は研修・現場配属が続き、初年度は覚えることが非常に多くなります。そのため、勉強時間を捻出するのが難しく、学科試験の負担が大きくなります。

そのため、最も時間が取れる内定者時期資格取得を目指すことで、学ぶことに集中でき、入社後の新入社員研修や現場研修での成長も大きく変わってきます

学科の知識がある状態で新入社員研修や現場研修に入ると、すでに一通り専門用語について学んでいるため、工種の意味や書類の構造についてなどの理解も速く、現場研修吸収力が圧倒的に変わります。
実際に内定者フォローの段階で2級土木施工管理技士の学科を取得している学生は、入社後の成長スピードもとても速いです。若手のうちから活躍している社員も多く、ある程度経験がないと難しいような現場にも挑戦しています

内定者全員が合格できるよう、人事担当も本気で支援しており、受験費用や参考書、その他取得のためのサポートも手厚く対応しています。そのため、過去3年間の内定者は2級土木施工管理技士の学科試験を100%合格しています!

より詳しい仕組みはこちらのコンテンツをぜひご覧ください!

白岩工業の内定者が2級土木施工管理技士の学科を取得する理由とは?

2級土木施工管理技士を取得している先輩社員へインタビュー!

白岩工業では、入社前から2級土木施工管理技士(学科試験)の取得を目指し、入社後は実務を通じて二次検定合格や1級施工管理技士、コンクリート技士などの資格取得にもチャレンジしていきます。

今回インタビューした垣原さんは、2級土木施工管理技士を取得したうえで白岩工業に入社し、現在はリニア中央新幹線の脚工事で現場代理人を務めている施工管理職のひとりです。
資格勉強で苦労したことや、実際に現場でどのように資格が活きているのか、これから資格取得に挑戦したいと考えている方へのアドバイスまで、お話をお聞きしました。

——現在担当している仕事について教えてください。

垣原さん:今は、リニア中央新幹線の脚工事で下部工の構築と土工事の管理を担当しています。白岩工業に入社して7年目になりますが、その中での経験を評価していただき、3年目から現場代理人という立場で仕事を任されるようになりました

現場代理人というのは、ただ現場を見ているだけではありません。工程をどう組むか、どの職種に何人必要か、安全対策をどう徹底するか、どのタイミングで材料を発注するか・・・
すべての判断を一手に担います。数十人規模が動く現場なので、小さな判断の違いが全体に影響します。

施工管理の仕事は、体力勝負の側面もありますが、同時に「思考の仕事」だと感じます。段取り八分という言葉がありますがまさにその通りで、いかに前もって準備するかが仕事の質を決めます。
毎日現場の進捗を見ながら、翌日・翌週・翌月の流れを考える。その積み重ねが、現場全体をスムーズに回すことにつながります。

——実際、1日の仕事の流れはどんな感じなのでしょうか。

垣原さん:朝はまず現場の状況確認から始まります。昨日の作業で問題はなかったか、天候や安全面で注意すべき点はあるか。その後、協力会社さんと作業内容の共有をして、職人さんたちが動き出します。

午前中は現場での確認作業が多いですね。構築工事だと鉄筋の組み方、型枠の施工状況、安全設備の設置状況など、細かい部分を確認していきます。土工事の場合は、重機の動き方や土質・掘削状況なども見ながら、計画通り進んでいるかどうかを確認します。
午後は事務所で資料作成や工程調整、翌日の段取りなどを整理します。手順書の作成や発注など、デスクワークも意外と多い仕事です。

現場に出たり、デスクに向かったりと、1日の中で頭と体の使い方が切り替わっていくことが施工管理の仕事の流れの特徴かなと思います。

——白岩工業に入社する前は、どんな仕事をされていたのですか?

垣原さん:大学卒業後、最初に入ったのはリフォーム会社でした。そこでは現場監督として働いていましたが、実際にはお客様対応がほとんどでした。朝出社するとお客様から問い合わせが入り、その対応で1日が終わるようなことも多かったですね。

その後、一度現場監督としての仕事は離れ、別の仕事をしていました。その仕事自体は好きだったのですが、「施工管理として現場で働きたい」という気持ちを抑えられず、改めて土木関係の仕事につきたくて土木作業員に転職しました。現場での経験を積んだ後、白岩工業に入社し今に至ります。

——施工管理ではなく、土木作業員として転職した理由はありますか?

垣原さん:施工管理として成長するためには、現場で実際に身体を動かす経験が必要だと思い、現場の土木作業員の仕事を探しました。
それまでの経験では思っているような現場作業の仕事ができなかったので、改めて現場で作業を経験して、技術者としての基礎を学び直したいと考えたのです。

作業員として働くのは体力的にきつい面もありましたが、その経験があるからこそ、今協力会社さんや職人さんの気持ちが理解できます。「この作業はこのくらい大変だ」「ここに時間がかかるのはこういう理由だからだ」といった感覚が、自分の中にしっかり残っているのは大きな財産ですね。

——その後、白岩工業を選んだ理由を教えてください。

垣原さん:理由ははっきりしていて、大規模工事に挑戦したかったからです。前にいた会社は数百万円規模の工事が中心で、自分としてはもっと大きな現場を見て成長したいという気持ちが強くなっていました。
そんなときに白岩工業を知り、高速道路やシールド工事など大規模案件が多いことを知って、「ここなら絶対に成長できる」と感じたのを覚えています。

施工管理技士としてキャリアを積むうえで、関われる工事のスケールは大切だと思っています。白岩工業の現場の大きさは、自分にとって理想そのものでした。

——入社後のギャップはありましたか?

垣原さん:入社後は希望通り大規模現場に配属されたので、その点はギャップがまったくありませんでした。仕事の内容については新しい学びがありましたね。私はこれまで「土工事(掘削・埋戻し)」を中心に経験してきたのですが、白岩工業で最初に担当したのは「構築工事(鉄筋・型枠・コンクリート)」だったんです。

当時は「土いじりの現場じゃないんだ?」と素直に思いました(笑)。ですが構築工事を経験することで視野が広がりましたし、「自分は土工事だけでなく構築もできる」という自信にもつながりました。
白岩工業では構築工事だけでなく土工事も併せて行う場合も多いのでどちらも経験したからこそ、今は現場代理人として工事全体を見られるようになったと思います。

——施工管理として成長を感じた瞬間はありますか?

垣原さん:大きかったのは、人の考え方を理解できるようになったと実感した時ですね。
最初の頃は、自分の頭の中に正解があって、そこから外れるとつい強めに指摘してしまうことがありました。でも、大規模現場になればなるほど、関わる人の価値観や性格、仕事の進め方が本当にバラバラなんです。
たとえば、同じ注意をしても「はい、わかりました」と受け止める人もいれば、「なんでですか?」と反論するタイプもいる。中にはじっくり話を聞かないと動いてくれない人もいます。

以前の自分なら、「なんで指示通りにできないんだ」と苛立ってしまったかもしれませんが、経験を重ねるうちに、伝わっていないのは、自分の伝え方がまだ足りていないからだ、と思うようになりました
そこから「この人はていねいに説明したほうがいいな」「この子にはまずやらせてみてからフォローしよう」と、相手に合わせてコミュニケーションを変えることができるようになったんです。

これは自分にとって大きな成長でしたし、現場は人で動いているという当たり前のことを深く理解できた瞬間でもありました。

——垣原さんは、2級施工管理技士を取得した状態で白岩工業に入社されたと聞きました。
まず、学科試験で苦労した点があれば教えてください。

垣原さん:一番大変だったのは、やはり自分が経験していない工種の問題ですね。学科試験は、道路・河川・トンネル・シールドなど、本当に幅広い分野から出題されます。
僕が主に経験していたのは土工事中心だったので、知らない言葉ばっかりだなという状態からのスタートでした。

勉強は過去問をひたすら繰り返しましたが、用語が馴染むまではかなり苦労しました。ただ、知らない工種の問題も施工管理の全体像を理解するうえではプラスだったと思います。

その後、構築工事を担当した時に、学科で覚えた知識がいきた場面が何度もありましたし、土工とは違う視点が増えたという意味でも受けてよかったと思います。

——実地試験はどのように対策しましたか?

垣原さん:実地は記述式なので、本当に文章力の勝負です。工程・品質・安全など、どのテーマが出てもいいように、あらかじめ自分で作文を作り込んで、ほぼ暗記に近い形で臨みました。
経験が浅いと書ける内容も限られますし、自分の経験をどう文章にするかが難しかったですね。

現場では毎日考えて行動していることでも、いざ文章にしようとすると、どう説明したらいいんだろうと迷うことが多かったです。作文を作っては書き直し、また修正して書き直し、を繰り返しながら、言葉を整えていきました。

——2級施工管理技士を取得して、仕事に変化はありましたか?

垣原さん:資格を取ったからといって、いきなり特別扱いされるとか、仕事が劇的に変わるということはありません。ただ、施工管理として働く以上、資格は持っていて当たり前のものだと思っています。

資格があると、周囲からの信頼が違います。この人は基礎知識を持っているという安心感があり、協力会社さんにも説明しやすくなります。白岩工業では会社として資格取得を後押ししていて、受験費用や資格手当の支給もあるので、環境としても恵まれていると思います。
資格はゴールではなくスタート地点で、資格をどう実際の仕事に活かしていくかといった意識で日々働いています。

——1級施工管理技士にも挑戦されているとお聞きしました。

垣原さん:はい。1級施工管理技士はこれまでに3回受験していて、3回目で技士補に合格しました。1級に受かることが目的というより、施工管理者としてもっと知識や技術を深めたいという気持ちが強いです。

1級施工管理技士を取得すれば担当できる現場の幅が広がりますし、責任ある立場で仕事ができます。大規模工事に携わりたい気持ちはずっと変わらないので、そのためにも絶対に取りたい資格です。実地試験は準備が大変ですが、経験と知識を積み上げて次こそは合格したいと思っています。

——今後挑戦したい現場や役割はありますか?

垣原さん:私はもともと土工事中心に仕事をしてきましたが、白岩工業に入社してから構築工事も経験できたことで、どちらも理解している施工管理者になることが目標になりました。

構築は構築の難しさがあり、土工事には土工事のダイナミックさがある。両方できるようになれば、現場を総合的に見る力がもっと身につくと思っています。

そのためにも1級施工管理技士の取得し、最終的にはコンクリート技士も目指せたらと思っています。ただコンクリート技士は相当難易度が高いので、最終ゴールのような目標ではありますが・・・頑張ります!

——若手育成について、どのように考えていますか?

垣原さん:若手育成は、ここ数年で意識が大きく変わったところです。
先ほども話したように、以前は、言えば伝わると思っていました。でも実際はそうじゃなくて、人によって理解のスピードも違えば、吸収の仕方も違う。たとえば、気弱そうに見えても、実は芯が強い子、逆に堂々として見えても、慎重さが足りない子など、本当にタイプがそれぞれなんです。

だから最初にその子がどんなタイプなのかを見て、伝え方を変えるようにしています。厳しく言ったほうが伸びる子もいれば、まずやらせて成功体験を積ませたほうが伸びる子もいる。

施工管理は人と関わる仕事なので、相手を理解する力が本当に大事だと感じています。若手には、言われて動く人ではなく、自分で考えて動ける人になってほしいので、任せる部分はしっかり任せるようにしています。

——これから白岩工業を目指す方へ、メッセージをお願いします。

垣原さん:白岩工業で働く社員は仕事に対して真剣に、情熱を持って取り組んでいるので、仕事に対して「アツい想い」がある人と一緒に働きたいです

施工管理は、楽な仕事ではありません。現場を管理する責任、プレッシャー、覚えることも多いです。でもその分、やりがいは本当に大きい仕事です。自分が関わったものが地図に残り、街に残り、人の生活を支える。そんな誇りを感じられる仕事は、なかなかありません。

挑戦したい気持ちがあるなら、絶対に成長できます。白岩工業はその環境を用意してくれています。一緒に働ける日を楽しみにしています!

まとめ

2級土木施工管理技士という資格は、施工管理者として最初に向き合う大きな関門です。学科・実地ともに幅広い知識と技術が求められ、決してかんたんではありません。

しかし白岩工業では、この資格を若手が成長するためのスタート地点として大切にしています。入社前から学科取得を推奨し、必要であれば会社としてサポートすると決めています。それは、資格取得後の成長スピードが圧倒的に違うという現場での確信があるからです。

これから施工管理を目指す方は、資格を取ることが目的ではなく、資格を通して何を学び、どう現場で生かすかが大切になります。白岩工業には、その挑戦を応援し、成長を後押しする文化があります。
内定者一人ひとりに本気で向き合い、サポートしていきますので、興味を持っていただけたらまずは説明会やインターンにぜひ参加してください!

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