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Blog 令和5年度白岩グループ安全衛生大会を6月25日に執り行いました

安全衛生大会とは建設業界において社員や工事現場全体の安全意識向上のため広く実施されているイベントです。

昨年は新型コロナウイルスの影響により、規模を縮小しての開催でしたが、今年は人数制限を撤廃し全社員及び協力会社の皆様や来賓の皆様にもご参加いただき従来通りに開催することができました。

安全衛生大会の全面的な開催は4年振りとなります。
大会の目的である参加者の安全意識の向上、そして皆様に「来てよかった」と感じていただけるような大会の運営を目指し、開催の数カ月前から万全な準備をしてきました。

また、安全の要である白岩工業の安全方針についても死亡・重篤災害を徹底的に撲滅することを目的とし、安全環境本部を中心に何度も打ち合わせを重ねました。

今回の記事では安全衛生大会の実施目的や内容、白岩工業における安全衛生大会への取り組みについてご紹介します。
そして6月25日に行われた安全衛生大会の様子も合わせてご覧ください。

安全衛生大会とは?

建設業の現場では、大事故につながりかねない危険個所や危険作業が多く存在しているため、安全管理は働く人の命を守るにあたり非常に重要です。
そのため、厚生労働省や中央労働災害防止協会では、労働災害防止活動の推進や職場の安全意識向上に一層取り組むために、毎年7月の第1週目に「全国安全週間」というキャンペーン期間を設け、6月いっぱいを準備月間と定めています

毎年全国安全週間のスローガンが公表され、各職場における安全教育や意識の定着を図ります。
安全衛生大会は準備期間である6月に実施されることが多く、来たる全国安全週間に向けて社員や協力会社が集まり、労働災害や公衆災害の防止のために全員の安全意識の向上を行い、工事の安全を誓うことを目的に実施されます。

安全衛生大会の実施は法律などで義務付けられているわけではありませんが、労働安全衛生法において定められる労働者への安全衛生教育の一環であると考えられ、実施が望ましいとされています。

しかし、どんなに安全が大切か理解していても、気の緩みや小さなミス、安全意識のマンネリ化などによって、重大な労働災害が起きてしまう可能性があります。
現場で働く人の安全を第一に考え、労働災害を未然に防ぐために、日々安全面の教育を徹底するのはもちろんのこと、年に一度安全衛生大会を実施し社員・協力会社全員で安全の重要性や現場・作業における危険要素を再認識し安全への注意喚起を行っています。

白岩工業の安全衛生大会

白岩工業では、毎年6月に全社員および協力会社社員が集まり安全衛生大会を開催しています。
白岩工業は経営方針である「社員が家族に誇れる会社・家族が社会に誇れる会社」を目指し、社員とその家族を大切にしています。現場で働く社員の安全を守るために安全衛生大会を実施し、社員・協力会社社員が安全に対して同じ認識を持てるように、現場での安全を誓います。

白岩工業では例年、「ホテルイースト21東京」の会場を貸し切り、大規模で開催しています

安全への意識を向上させるために大会では以下のようなプログラムを実施しています。

各賞表彰

現場の安全衛生管理に積極的に務めた個人や協力会社を称え、表彰しています。
各賞受賞の基準は以下の通りです。

社長賞(個人)

災害防止への意識だけでなく社員・作業員への安全指導力も高く、また、周囲との細かいコミュニケーションを大事にし、徹底した安全管理の合理化を図り、安全確保に努めた功績が称えられ表彰される

特別功労賞(個人)

長年にわたり担当業務において旺盛な責任感と献身的な努力を発揮し、他の模範となった功績を称え表彰される

安全功労賞

・社員の部
担当する現場において高い技術力・指導力を遺憾なく発揮し、安全・品質・工程管理などに努め、また仕事に対する姿勢も評価され顧客からの信頼を得た功績が称えられ表彰される

・協力会社 個人の部
白岩グループ社員との連絡調整を密に測り、率先して作業指示を行うなど、素晴らしい工程管理に貢献し安全作業に対する姿勢も良好である功績を称え表彰される

・協力会社の部
白岩工業・元請要求事項の難題に取り組み、素晴らしい技術を遺憾なく発揮することによって多大なる成果を収め顧客からの信頼を得た功績を称え表彰される

改善事例特別賞

現場内において発生した課題に対し素晴らしい改善をおこない、また改善事例発表会にて優秀な成績を修めるなど他社の模範となった功績を称え表彰される

災害防止協力会会長賞

白岩工業の現場で工事施工に大いに貢献された優秀な協力会社の職長・作業員に対し、日ごろの感謝と優秀な功績を称え表彰される

安全宣言

会社として、今年度の現場における安全を宣言し、全員の安全への意識を統一させる目的があります。
昨年度の事故や災害の発生状況を省みて、新たに今年度の目標やスローガンを立て、その下で全員が災害防止の重要性を再認識し、工事の安全を宣言します。

安全スローガン唱和

安全宣言の中で出てきた、白岩グループの安全スローガンと全国安全週間のスローガンを会場全員で唱和し、改めて全員の安全への意識を統一させるために行います。


会場正面に掲げられている安全スローガンを全員で唱和します

安全講和

安全環境部による安全講和です。
社員・協力会社への労働衛生教育のため、危険個所・作業における対策や今後の重点課題などについて解説します。

現場紹介

安全衛生管理に努められた現場事例を紹介します。

6月25日に実施された白岩グループ安全衛生大会の様子

昨年は新型コロナウイルスの影響により、規模を縮小しての開催でしたが、今年は人数制限を撤廃し全社員及び協力会社の皆様や来賓の皆様にもご参加いただき、4年ぶりに従来通り開催することができました。

また、鹿島建設株式会社 東京土木支店 土木部長 奥本現 様より、安全講和を頂戴いたしました。

奥本様、この度は誠にありがとうございました

講話の内容、そして何よりも奥本様の安全を遵守することに対する強いに思いに参加者一同が深く感銘を受け、なお一層安全管理の重要性を認識いたしました。

開催にあたり、初めに社長よりご挨拶いただきました。(以下抜粋)

本日は実に4年ぶりに人数制限を撤廃し、本会の開催及び懇親会をすることができますことを、本当に、嬉しく思っております。
是非、皆様本日は大いに懇親を深めていただければと思います。

また、これから話すことに先駆けて、是非協力会社の皆様、並びに社員の皆様にご留意いただきたい事をお話しします。
それは、よく安全大会の挨拶や訓話であると、挨拶訓話というイベントごとに終始しがちで、ほとぼりが冷めれば忘れてしまうのが世の常です。

今回の話はそうではない!この言葉に私は魂を乗せたいですし、皆でやり切るんだ、皆で健康で明るく安全な職場を作るんだ、という「胆力と熱意、そして覚悟」を持ったものにしたいと思っています。

宜しくお願いいたします。

4年ぶりに人数制限を撤廃し、また懇親会も開催することができたことへ対する喜びと、本気で安全管理に取り組むという胆力と熱意、そして覚悟についてお話しされました。

7月1日より全国安全週間を迎えるにあたり、人命は絶対に守るという強い決意を再度お願いいたします。いつも申し上げておりますが、私たちは「健康で明るく安全な職場を実現し、良い仕事に励むこと」 これが、何よりの使命です。

その為に、白岩グループ並びに災害防止協力会と力を合わせ、元請のご指導を賜り、安全意識をより高め、どの現場でも目標となる安全品質が実現されている。という価値を作っていく必要があります。

その価値となる指針の大きなひとつとして、「死亡・重篤災害を徹底的に撲滅すること」です。人間ですから、普段起こりえないようなミスをすること、怪我をすることもあります。
しかし、防げる事故はあります。死亡重篤災害に繋がる事故災害は徹底的に防止しなければなりません。

その為に、これから少し具体的なお話をしますが、その前に、2年前より重点管理項目を決め毎年徹底を図ってから、前年度は通勤災害にて相手方過失の貰い事故が1件ありましたが、現場内においては、2年連続、休業4日以上の災害がなくなり、現場内での度数率・強度率は0.00で推移しております。

これもひとえに皆様方のご協力の賜物です。この場を借りて厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。今年度も引き続き死亡・重篤災害の撲滅を目指し、頑張って参りましょう!!!

そして、「どの現場でも目標となる安全品質が実現されている、という価値」を作るための白岩工業安全衛生計画として以下3つの基本方針を掲げ、徹底的な履行を呼びかけました。

01. 重点管理の徹底
02. 作業手順書の遵守
03. 指差喚呼の実践

最後に当たり前の日常の尊さ、それを守るための安全管理の大切さについて今一度お話しされました。

それぞれの人生において、大切な家族、友人、同僚がいて、人生を背負っています。突然目の前から大切な人が居なくなったら、胸の張り裂ける思いです。
「いってきます、いってらっしゃい」「ただいま、おかえりなさい」当たり前のこの会話がどれほど尊いかを今一度思い返してください。当たり前の日常を守ることは本人だけでなく、周囲とともに思いやりをもってコミュニケーションを図り実現するものです。

皆で徹底した安全文化を作って参りましょう。
最後に、毎年読み上げておりますが、資料にも同封しました「安全なくして生産なし」の内容を読み上げたいと思います。

従業員一人ひとりが心身ともに健康で、安全に力一杯働くことが出来る、ということが人としていかに大切で尊いことであるか、製品、品質は人が創り出していくものであり、安全で活き活きとした職場の中から、初めてお客様に喜んでもらえる良い製品が生まれるそして、与えられる安全から、自ら守る安全、更には自ら創る安全へ、全員で努力する

徹底した先手管理を以て危険の根っこを刈り取り、思いやりを持って仲間の為に声を掛け合い、健康で明るく安全な職場を実現し、良い仕事に励みましょう!

建設現場に潜んでいる事故災害などの危険は、私たちの安全意識・安全管理で未然に防ぐことができます。
当たり前に過ごしている日常や大切な人たちを守るためにも、まずは周囲への思いやりやコミュニケーションを徹底し、健康で明るく安全な職場の実現を目指していきます。

今年は多くの方々が安全管理に対して尽力されたため、各賞の受賞者も多く、皆様の笑顔があふれる表彰式となりました。

一人ひとり社長より表彰状が授与されました
受賞された皆様、おめでとうございました

白岩丈和常務取締役安全担当による安全講和では、近年の事故・労働災害発生状況から今後重点的に取り組むべき安全項目に関する話や、各営業所の安全衛生管理基本方針の発表、最後には不安全行動をしない、させないために取り組むべきことについて解説されました。

また、今年度は安全衛生計画における基本方針の一つに「指差喚呼の実践」を掲げています。
安全講和の最後には安全環境部 淺野課長の掛け声の下、会場全員で指差喚呼を実践しました。


会場に「ヨシ!」の声が響き渡りました
現場でも必ず徹底していきましょう

現場紹介では、新東名高速道路河内川橋工事の概要を、現場所長を務められた土橋部長代理によって紹介されました。

土橋所長ありがとうございました

さらに、例年安全衛生大会の後に開かれる「コミュニケーションの会」という名の懇親会も4年ぶりに開催することができました。


美味しい食事やお酒をいただきながら、社内外含め多くの方々との親睦を深める事ができ、非常に有意義な時間となりました。

まとめ

今回の記事では、安全衛生大会の実施目的や、白岩工業の安全衛生大会への取り組みなどについてご紹介しました。
建設業において、現場の安全衛生管理は人命を守るため非常に大切です。

そのため白岩工業でも現場の安全衛生管理や社員の安全衛生教育を徹底しており、その一環として安全衛生大会を実施し、社員・協力会社一同の安全意識の向上を図っています。
これからも現場の安全を守るため、安全管理・教育を徹底して参ります。