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Blog 白岩工業の安全衛生大会について

白岩工業の安全衛生大会は、「社員・協力会社の安全意識の向上」を目的とし、かつ「社員とその家族を大切に」という理念の元、例年並々ならぬこだわりを持って開催しております。
白岩工業における安全衛生大会の歴史や取り組みについてご紹介いたしますので、ぜひご一読ください。

安全衛生大会とは

建設業界において安全管理は、働く人の命を守るため非常に重要であり、必ず遵守しなければなりません。
そのため、厚生労働省や中央労働災害防止協会では、労働災害防止活動の推進や職場の安全意識向上に一層取り組むために、毎年7月の第1週目に「全国安全週間」というキャンペーン期間を設け、6月いっぱいを準備月間と定めています。
毎年全国安全週間のスローガンが公表され、各職場における安全教育や意識の定着を図ります。

安全衛生大会は準備月間である6月に実施されることが多く、来たる全国安全週間に向けて社員や協力会社が集まり、労働災害や公衆災害の防止のために全員の安全意識の向上を行い、工事の安全を誓うことを目的に実施されます。
安全衛生大会の実施は法律などで義務付けられているわけではありませんが、労働安全衛生法において定められる労働者への安全衛生教育の一環であると考えられ、実施が望ましいとされています。

建設業では危険を伴う作業・場所が多く存在しているため、わずかなミスや気の緩みから重大な労働災害が起きてしまう可能性があります
現場で働く人の安全を第一に考え、労働災害を未然に防ぐために、日々安全面の教育を徹底するのはもちろんのこと、年に一度安全衛生大会を実施し社員・協力会社全員で安全の重要性や現場・作業における危険要素を再認識し安全への注意喚起を行っています。

白岩工業の安全衛生大会の歴史

白岩工業では40年以上前から安全衛生大会を実施していました。
しかし、その当時の安全衛生大会は、ここ数年の大会コンセプトとはかけ離れた、心のこもっていない形だけのものでした。
担当者や担当部署がみな他人任せで、日程が近づいてから慌ててどこか空いている会場を押さえる。当日の段取りも出来ておらず、会場の食事もあまり良くないといった状況でした。

そんな安全衛生大会の在り方を変えなければならない!と行動を起こしたのは、当時の社長である白岩正通(白岩工業の創業者であり現会長)でした。
その当時の建設業界というのは、安全に関する規則が年々厳しくなりつつも、未だ労働災害も多く、業界全体で安全の重要性を再確認しようという流れの真っ只中にありました。

そこで当時の社長は「建設業は安全第一」という言葉通り、安全に関わることはしっかりやろう、そしてまた何よりも、せっかく全社を挙げて安全衛生大会を開催するのであれば社員とその家族にとって良い思い出になるものにしよう、と渇を入れました。

白岩正通 前代表取締役社長
(創業者 兼 現代表取締役会長)

この出来事が転機となり、以後、安全衛生大会の在り方が見直され、10~15年ほど前から現在の形になりました。

この転換期に安全衛生大会の在り方を変えた大きな要因の一つが「会場」です。
それまでは空いている会場でとりあえず開催するという流れでしたが、この時期以降は決まってお得意先様が運営しているホテルの会場で開催しています。

しかし、当初は社内でもお得意先様の運営している会場を使用することを不安視する声もありました。
非常に良いホテルのため、他社から何か嫌味を言われるのではないか、自分たちのような下請会社が利用してよいものか、といったマイナスの思考が先行し、なかなか踏み切れなかったそうです。

そこへ切り込んだのも、やはり当時の社長でした。「白岩工業はプラス思考で堂々と!」と、そのホテル会場を使用することを大体的に宣伝し、お得意先様の社員の方も積極的に安全衛生大会へ招待しました。

例年ホテル会場を貸切り開催しています

さらに当時の社長は、安全衛生大会を企画・運営する担当者らに対して「今年は前年よりもっと良いものにする。来年は今年よりもっともっともっと良いものにする」という気構えでいて欲しいと常々伝えていたそうです。
毎年開催する安全衛生大会がマンネリ化しないように、「今年の良かったことは来年に活かしても、決して同じことはしないように」という指示もあり、担当者は「これでいいのか」、「これで良かったのか」と毎年のように試行錯誤を繰り返しました。

その中でも何より、社員にとって良い思い出になるように、社員の家族にも喜んでもらえるようにと、会場での食事やお土産には頭を悩ませました。
大会中は会場を見回り、それぞれのメニューの過不足を確認してホテル側と綿密に打ち合わせするなど、どうすれば社員が「また来年も来たい」という気持ちになってもらえるか考えて企画・運営をしていました。

安全衛生大会終了後には「コミュニケーションの会」という交流会を開催しています

卓上には料理がならび、立食形式で皆様に楽しんでいただいております

そのため、お土産も「帰ったらすぐに開けて家族と一緒に食べられるもの」というコンセプトの元、毎年同じものにならないよう選定しています。
家族が喜んでくれたら、また来年も来たいという気持ちになりますよね。

せっかくお金をかけて開催するのに誰も喜ばなければ意味がない、かけた金額の2倍・3倍以上の効果があるようにする。そういったこだわりを一番持っていたのは、やはり当時の社長でした。

白岩工業の全社員が集まるイベントは、安全衛生大会と新年会の年2回しかありません。白岩工業の一大イベントであるからこそ、当時の社長は並々ならぬこだわりと社員に対する温かい思いやりの心を持っていました。

社長の熱い想いは確かに現在にも受け継がれており、社員の安全意識を高めるため、そして社員とその家族にとって良い思い出になるようにという気持ちで毎年企画・運営をしております。
そして当時から社長が伝え続けている「今年は前年よりもっと良いものにする。来年は今年よりももっともっともっと良いものにする」という気構えを何よりも大切にしています。

当時の社長であり、現会長でもある白岩正通の熱い想いが、安全衛生大会の在り方を大きく変えました

この安全衛生大会への取り組みや、現場での安全教育、白岩工業の災害防止協力会の活動などは、各お得意先様より多大なる評価をいただいておりますが、現状に満足せず更なる改善を目指して参ります。

白岩工業の安全衛生大会への取り組み

白岩工業では、例年6月ごろに全社員および協力会社社員が集まり、ホテル会場を貸切り、安全衛生大会を開催しています。

白岩工業は経営方針である「社員が家族に誇れる会社・家族が社会に誇れる会社」を目指し、社員とその家族を大切にしています。
現場で働く社員の安全を守るために安全衛生大会を実施し、社員・協力会社社員が安全に対して同じ認識を持てるように、現場での安全を誓います。

社員一同が集まり、現場での安全を誓います

プログラムの紹介

安全衛生大会では、社員及び協力会社社員の安全への意識を向上させるために以下のようなプログラムを実施しています。

社長挨拶

開催に当たり弊社代表取締役社長より参加者への挨拶、並びに安全管理の大切さとその徹底に向けた意気込みについてお話しいただきます。

以下は令和4年度に実施された安全衛生大会での挨拶です。

7月1日より全国安全週間を迎えるにあたり、人命は絶対に守るという強い決意を再度お願いいたします。毎日「安全」という言葉を必ず聞くと思いますが、それでも災害は起きるものです。
多くの災害は周囲の協力と一人ひとりの決意をもって防ぐことが出来ると確信しています。基本ルールの遵守徹底、お互いの声掛けやコミュニケーションによって災害を防げると確信し日々徹底に努め続けなければなりません。

私たちは健康で明るく安全な職場を作り、良い仕事に励むことが何よりの使命です。
その為に、白岩グループ並びに災害防止協力会と力を合わせ、安全意識をより高め、どの現場でも目標となる安全品質が担保されている。という価値を作っていく必要があります。

そして安全品質を確保するために取り組むべき具体的な内容として4点の重点項目を掲げ、その徹底的な履行を呼びかけました。

      01. 墜落・転落災害の防止
      02. 建設機械、クレーン災害の防止
      03. 挟まれ・巻き込まれ災害の防止
      04. 公衆災害を防止するために各作業を丁寧に行うこと

最後に私たちが当たり前に過ごしている日常の尊さと、それを守るための安全管理の大切さについて改めてお話されました。

それぞれの人生において、大切な家族、友人、同僚がいて、人生を背負っています。突然目の前から大切な人が居なくなったら、胸の張り裂ける思いです。「いってきます、いってらっしゃい」「ただいま、おかえりなさい」当たり前のこの会話がどれほど尊いかを今一度思い返してください。当たり前の日常を守ることは本人だけでなく、周囲とともに思いやりをもってコミュニケーションを図り実現するものです。
皆で徹底した安全文化を作って参りましょう。
最後に資料にも同封しました本田宗一郎氏の「安全なくして生産なし」の内容を読み上げたいと思います。

従業員一人ひとりが心身ともに健康で、安全に力一杯働くことが出来る、という事が人としていかに大切で尊いことであるか、製品、品質は人が創り出していくものであり、安全で活き活きとした職場の中から、初めてお客様に喜んでもらえる良い製品が生まれるそして、与えられる安全から、自ら守る安全、更には自ら創る安全へ、全員で努力する

以上が本文です。

徹底した先手管理を以て危険の根っこを刈り取り、思いやりを持って仲間の為に声を掛け合い、健康で明るく安全な職場づくりを目指しましょう。

令和4年度安全衛生大会における社長挨拶の様子
安全を遵守することの大切さを社員・協力会社全員へ呼びけられました

各賞表彰

現場の安全衛生管理に積極的に務めた個人や協力会社を称え、表彰しています。
各賞受賞の基準は以下の通りです。

■社長賞(個人)
災害防止への意識だけでなく社員・作業員への安全指導力も高く、また、周囲との細かいコミュニケーションを大事にし、徹底した安全管理の合理化を図り、安全確保に努めた功績が称えられ表彰される

■特別功労賞(個人)
長年にわたり担当業務において旺盛な責任感と献身的な努力を発揮し、他の模範となった功績を称え表彰される

■安全功労賞
・社員の部
担当する現場において高い技術力・指導力を遺憾なく発揮し、安全・品質・工程管理などに努め、また仕事に対する姿勢も評価され顧客からの信頼を得た功績が称えられ表彰される

・協力会社 個人の部
白岩グループ社員との連絡調整を密に測り、率先して作業指示を行うなど、素晴らしい工程管理に貢献し安全作業に対する姿勢も良好である功績を称え表彰される

・協力会社の部
白岩工業・元請要求事項の難題に取り組み、素晴らしい技術を遺憾なく発揮することによって多大なる成果を収め顧客からの信頼を得た功績を称え表彰される

■改善事例特別賞
現場内において発生した難題に対し素晴らしい改善をおこない、また改善事例発表会にて優秀な成績を修めるなど他社の模範となった功績を称え表彰される

■災害防止協力会会長賞 ※令和4年度大会より新設
白岩工業の現場で工事施工に大いに貢献された優秀な協力会社の職長・作業員に対し、日ごろの感謝と優秀な功績を称え表彰される

安全宣言

会社として、今年度の現場における安全を宣言し、全員の安全への意識を統一させる目的があります。
昨年度の事故や災害の発生状況を省みて新たに今年度の目標やスローガンを立て、その下で全員が災害防止の重要性を再認識し、工事の安全を宣言します。

表彰者一人ひとりに社長より賞状が授与されます

安全スローガン唱和

安全宣言の中ででてきた白岩グループの安全スローガンと全国安全週間のスローガンを会場全員で唱和し、改めて全員の安全への意識を統一させるために行います。

安全講和

安全環境部より、社員・協力会社への労働衛生教育のため、危険個所・作業における対策や今後の重点課題などについての講話を行います。
近年の事故・労働災害発生状況から今後重点的に取り組むべき安全項目に関する話や、各営業所の安全衛生管理基本方針の発表、最後には不安全行動をしない、させないために取り組むべきことについて解説されます。

安全への意識を高めるため、安全環境部が主導となって安全に関する今後の課題などについて講話を行います

現場紹介

安全衛生管理に努められた現場事例を紹介します。
各現場における工事概要や、現場での安全への取り組みなどを、現場代理人より紹介いただきます。

【令和4年度選出 外環中央JCT北側ランプその2工事】

【令和3年度選出 JR渋谷駅改良工事(北工区)】

【令和元年度選出 八ッ場ダム工事】

近年では、30代の社員が中心となっている現場が選出されており、白岩工業の将来を担う存在となる若手の活躍が見受けられます

まとめ

白岩工業における安全衛生大会の歴史や取り組みについてご紹介いたしました。
安全意識の向上を図るとともに、社員とその家族に楽しんでもらいたいというこだわりをもって大会の企画・運営をしております。

安全衛生大会への取り組みをはじめ、現場での安全教育、白岩工業の災害防止協力会の活動などについても妥協せず、「今年は前年よりもっと良いものにする。来年は今年よりもっともっともっと良いものにする」という心構えの元、更なる改善を目指して参ります。