SHIELD
 
                都市インフラを支える地下構造物を構築するシールド工事は、専門性の高い土木工事のひとつです。
地盤や機械、施工条件など複雑な要素を管理しながら、高精度な掘進を求められます。白岩工業では豊富な経験とチーム力をもとに、安全で高品質な施工を実現しています。
 
                シールド工事は、地中深くにトンネルを掘り、道路・鉄道・上下水道などのインフラを築く工事です。
                  から掘り進めることが難しい都市部や、地下にビルの杭やライフラインが集中している場所でも対応できるのがシールド工法の特徴で、専用のシールドマシンを用いて地中を掘削しながら、円形のコンクリートブロックを組み立てていくことで、トンネル構造を構築していきます。
施工管理の立場としては、主に以下のような業務を担います。
用途は道路や鉄道、上下水道に加え、ガス管設置(口径約2m強)などにも対応しています。
                  シールド工法が選ばれないケースもありますが、地中に通信設備などが集中している場所では、ライフラインの受け替えが必要になるため、開削工法が適用されることもあります。
現場ごとに最適な施工法を選択し、白岩工業が元請から直接管理を任されることで、安定した施工を実現しています。
 
                案件ごとに条件や地形が異なるため、掘進の工程も現場に応じて変化します。基本的には、以下のような流れで進んでいきます。
設計深度まで垂直に立坑を掘り、シールドマシンを分割して搬入・地下で組み立てます。地上発進型の場合、立坑が不要なケースもあります。
掘進初期はマシン周辺に十分な設備スペースがなく、地上から必要な設備を一つずつ投入・設置しながら進行します。時間も手間もかかり、進行距離は短めです。
掘進距離が100mを超える頃には、設備を台車に載せてマシンと一緒に運搬可能となり、作業効率が格段に向上。これが「本掘進」です。
ゴール直前となる最終工程。精密な制御や周辺構造物との接続など、慎重な対応が求められます。
 
                白岩工業の現場には、経験豊富で高い技術を持つ職人や協力会社が多数関わっています。掘進速度の速さや工程の短縮にも、それが表れています。さらに、現場を管理する社員は、状況を的確に判断し、先を見越して行動できるのが特徴です。
進行中にわずかな違和感を覚えた際にも、リスクを予測して早めに対応策を提案できる力があります。現場で何かが起きてから動くのではなく、“起こる前に手を打つ”管理力が、白岩工業の強みといえます。
白岩工業のシールド工事は、50年近い歴史の中で多くの現場を経験し、技術とノウハウを蓄積してきました。とくに「大断面」の施工実績も豊富で、掘削の精度や、組み立てるコンクリートブロック(セグメント)の品質にも定評があります。
例えば、掘進中に方向がずれると、セグメントにクラックが入る原因になります。白岩工業では元請けからの角度指示に基づき、シールドマシンを高精度で制御。加えて、掘削後に発生する隙間への裏込注入も、圧力や注入量を細かく管理することで、地盤沈下を未然に防いでいます。
                  泥水シールドなどの特殊工法でも、地盤や条件に応じた対応ができる高い技術力を備えており、地上の環境に影響を与えない掘進を実現しています。
白岩工業では、「3・3・3運動」や「指差喚呼」といった安全活動を、全現場で100%実施することを目指しています。ただやるだけではなく、意味のある安全活動として根付かせているのです。
声出しや指差し確認が定着しづらい現場も少なくない中で、白岩工業ではその習慣を“当たり前”にすることで、事故を未然に防ぐ意識を社員全員が共有しています。災害件数減少の目標を掲げ、安全水準のさらなる向上に取り組んでいます。
OCCUPATION
WORKS
将来のこと、仕事のこと、人生のこと。不安や期待も含めて、一緒に考え、設計してみませんか?あなたの想いを受けとめたうえで、後悔のない選択となるよう約束し、真剣に向き合います。